6月FOMCは政策金利(FF金利)を5.25~5.50%に据え置くことを決定し市場予想通りとなりました。

米国5月CPI(消費者物価指数)の結果は
前年同月比+3.3%
(予想:+3.4%)、前月比+0.3%(予想:+0.4%)となりました。
また、食品やエネルギーを除くCPI(コア)は
前年同月比+3.4%
(予想:+3.5%)、前月比:+0.2%(予想:+0.3%)でした。)

●想像以上にCPIは弱かった
数値は上記の通りですが、肝心の中身のデータに関してはガソリン価格の下落の影響が大きいと言えます。なぜなら3.6%も下がっています。原油価格が下落したことが総合の上値をおさえました。
さらにコアから住宅関連を除いた指数がマイナスになったとの内容も出てきてFRBにとってはポジティブサプライズと取れる内容でした。理由としては単純でコア指数の上昇分の3分の2以上を占めているからです。

●ドットプロット利下げ示唆が[3回→1回]へ
2024年のところをみてみると、上から「4人が利下げなし」、「7人が1回の利下げ」、「8人が2回の利下げ」となっています。赤丸は金利トレーダーによる予測。
FOMCでのパウエル議長はタカ派でしたが連続して弱いデータを求めています。今月残り半分、7月分の米国データが弱くこれからも鈍化していく見込みが持てれば9月に1回目の利下げ、12月に2回目の利下げになるんじゃないかというシナリオで個人的には考えています。

●パウエル議長の発言
・インフレはピークから大きく和らいだが、依然として高すぎる
・インフレが持続的に2%に向かうという確信が得られるまで利下げしない。まだ確信は得られていない
・今後の政策運営は「データ(経済指標など)に依存」(←繰り返し強調)
・きょうのCPIは進展ではあるが、すぐに利下げが適切になるというものではない
このことからCPIが弱いだけでは材料の一部に過ぎず継続する確信が必要で、さらにはほかのインフレ指標もチェックする必要があるとの見方です。
