目次
1. ざっくり結論
- 金利は据え置きだけど、FRB(米中央銀行)のトーンはやや「タカ派」(=利下げに慎重)。
- 景気見通し↓ × インフレ見通し↑ = スタグフレーション(景気悪化+物価高)を警戒中。
- ドル円は発表直後に円高へ振れたがすぐ戻り、むしろドル優勢な流れ。
2. ドットチャート:メンバーの利下げ予想
| 2025年のメンバー予想(計19人) | 人数 |
|---|---|
| 利下げゼロ | 7人 |
| 1回だけ | 2人 |
| 2回 | 8人 |
| 3回 | 2人 |
前回(3月)は「利下げゼロ」が4人だったので、“利下げ慎重派”が増えた = タカ派寄り
3. 経済見通し(SEP)の主な変更点
| 指標 | 新予想 | 前回 | 方向 |
|---|---|---|---|
| GDP成長率 2025 | 1.4% | 1.7% | ⬇ |
| GDP成長率 2026 | 1.6% | 1.8% | ⬇ |
| コアPCEインフレ 2025 | 3.1% | 2.8% | ⬆ |
| コアPCEインフレ 2026 | 2.4% | 2.2% | ⬆ |
→ 「景気は減速するのに物価は高止まり」 = スタグフレーションを想定
4. なぜ利下げを急がない?
- 雇用はまだ強い
- 失業率は低水準。「クビにはならないけど転職先は少ない」状況。
- 関税の物価押し上げが読みにくい
- 追加関税が最終的に誰の負担になるか不透明 → 影響を見極めたい。
- 高インフレ下での利下げは“火に油”
- 景気刺激よりもインフレ退治を優先。
5. マーケットの反応(まとめ)
- ドル円:一瞬円高 → すぐ戻し、現在はドルやや優勢。
- FedWatch:年内「利下げ2回」シナリオに大きな変化なし。
- 日経平均:39,000円台奪回できるかが分岐点。地政学リスクも要警戒。
6. チェックしておきたい今後のイベント
| 時期 | イベント | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 6月末 | 米PCEデフレーター | FRBが注目する“本命インフレ指標” |
| 7月中旬 | 米CPI(6月分) | スタグ懸念を強めるかどうか |
| 7月末 | 次回FOMC | ドット更新なし。声明とパウエル会見のニュアンス |
| 随時 | 地政学リスク | 有事→円高・株安シナリオに注意 |
7. 一言アドバイス
「景気はスローダウン、でも物価は高い」
→ これがスタグフレーションのコア。
投資でも普段の生活でも、「金利の動き」と「物価の変化」を同時に見るクセをつけよう!
